緑化・土壌改良としての活用方法
無機多孔質なパーライトは単純にそのまま土壌に混ぜるだけでも、根に酸素を供給し、水はけと吸水性と言う矛盾する性質を両立させる事から植物の生育を促進させ、優れた地盤改良材(緑化材)として使用出来ます。また、上記は物質特性による効果である為、効果は永久に続きます。
パーライトは大変軽量である事も知られておりますが、上記の通り水はけと吸水性という矛盾した性質を有しており、一定の吸水量を超えるとそのまま通過させてしまう(この性質のおかげで優れた濾過用の基材として使用されています)為、パーライトを混ぜた土壌に大量の水を撒くと、一定量をパーライトが吸水し、余分な水は排出してしまいます。
この様な性質のおかげで、ゴルフ場などではパーライトを混ぜただけで、芝生の根の張り方が向上し、水を撒いた場合、長く水分を保有し、それでいて肥料や農薬の効果を長期間保持します。また、ビル屋上緑化、街路樹など、パーライトの軽量効果や上記の特徴のおかげで、必要土壌量も少なく、それでいて軽く、水はけを含む環境整備と農薬散布などの運用面のメリットも多くある事から、商用ビルだけでは無く、一般住宅屋上緑化などでも使用が拡大しています。
施工シーン①
施工シーン②
施工後